新体操選手の10歳のRちゃんと12歳のMちゃんです。
RちゃんとMちゃんの10カ月前(9歳と11歳)のblogはこちらです。
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(38)成長期の運動指導 3 (9歳と11歳の新体操選手)(小学生の腰痛)
https://www.ikejimasekkotsuin.jp/column/1484/
RちゃんとMちゃんは、当院の運動指導に通っていましたが、
コロナの自粛で、半年ほどお休みしていました。
Rちゃんは、その後、腰痛の症状がでていませんが、
今度はMちゃんの腰痛と身体の左右差が気になる、ということで、
9月から運動指導を再開しました。
★成長期の腰痛は、腰椎分離症の疑いがありますので、整形外科での検査をお勧めしています。
成長期の腰痛、腰椎分離症に関しては、こちらのblogを参考にしてください。
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(36)腰椎分離症 1 (成長期の腰痛)(10代の腰痛に気を付けてほしいこと!!)
https://www.ikejimasekkotsuin.jp/column/1523/
(37)腰椎分離症 2 (成長期の腰痛)(分離症のメカニズムと運動療法の考え方)
https://www.ikejimasekkotsuin.jp/column/1569/
★成長期の背骨のゆがみは、特発性側弯症の疑いがありますので、整形外科での検査をお勧めしています。
特発性側弯症に関しては、こちらのblogを参考にしてください。
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(188)「色々な足 37 (13歳のバレエダンサー)(特発性側弯症)」
http://blog.livedoor.jp/ikejimasekkotuin/archives/50647760.html
(189)「特発性側弯症の運動療法 1 」
http://blog.livedoor.jp/ikejimasekkotuin/archives/50662440.html
(203)「特発性側弯症の運動療法 2 (棒を使ったエクササイズ、座位バージョン)(身体の左右差が気になる方も必見!!)」
http://blog.livedoor.jp/ikejimasekkotuin/archives/51085885.html
(204)「特発性側弯症の運動療法 3 (棒を使ったエクササイズ、立位バージョン)(身体の左右差が気になる方も必見!!)」
http://blog.livedoor.jp/ikejimasekkotuin/archives/51101050.html
(205)「特発性側弯症の運動療法 4 (指導と経過)(バレエ)」
http://blog.livedoor.jp/ikejimasekkotuin/archives/51163835.html
RちゃんとMちゃんの運動指導は、Rちゃんがまだ小さかったこともあり、
今までは、正しく身体を使うためのエクササイズや
成長期に必要な運動神経を促すためのトレーニングがメインでした。
今回は、Rちゃんが10歳になり、
また、Mちゃんの腰痛と身体の左右差が気になるということでしたので、
身体のメンテナンス系のメニューを始めてやりました。
その日は、身体の左右差を整えるためのストレッチポールなどをやりました。
(26)「ストレッチポール 1 (胸を開いて肩甲骨の動きをよくしよう!)」
http://blog.livedoor.jp/ikejimasekkotuin/archives/8530558.html
(27)「ストレッチポール 2 (骨盤と股関節の調整、膝の伸ばし方」
http://blog.livedoor.jp/ikejimasekkotuin/archives/9375233.html
(28)「ストレッチポール 3 (背骨のストレッチと、肋骨の調整)」
http://blog.livedoor.jp/ikejimasekkotuin/archives/9732344.html
(100)「ストレッチポール 4 (肋骨と背骨・骨盤の調整)」
http://blog.livedoor.jp/ikejimasekkotuin/archives/43592050.html
ダンサーのための腰椎と股関節を伸ばすエクササイズ(腰痛、股関節痛の方、左右差の気になる方 必見!!)
https://www.ikejimasekkotsuin.jp/column/2380/
身体を整えてから、次にフットスクイーズと内転筋へのスイッチ、
そして、軸を取りやすくするためのエクササイズをやりました。
内転筋へスイッチを入れよう!! 3(フットスクイーズ)(スクワット、プリエ)(前捻角増大、脛骨外捻)
https://www.ikejimasekkotsuin.jp/column/2520/
(55)足裏から連動するダンサーのための引き上げエクササイズ(今回のテーマは、プリエ!!)
https://www.ikejimasekkotsuin.jp/column/2323/
①②③両足を前後において、
足裏でフットスクイーズしながら内転筋にスイッチを入れて、
プリエをします。
支持基底面が狭いので、難しいです^^;
★でもね、
これを練習すると、軸が安定するようになるし、
ターンアウトもやりやすくなって、
1番ポジションや5番ポジションがやりやすくなるんですよ!!
④⑤何度も何度も練習して、上手にできるようになりました!!
⑥⑦今度は1番ポジションでやりました。
⑧⑨⑩次に、ルルベです。
かかと付けルルベを3回やってから、高いルルベをします。
次回は引き上げをテーマにやってみようね!!
★バレエや新体操、トレーニングなどをするまえに、
身体のゆがみをできる限り改善してからやることを習慣づけることで、
身体も正しい方向に動かすことができるのです。
★ゆがみが悪化した状態でバレエや新体操、トレーニングをすると
身体に負担をかけますし、何よりもバランスが悪くなるので、
身体のゆがみがさらに悪化する可能性があるのです。
★側弯症がある場合、レッスンやトレーニングなどをする前に、
その都度、身体のゆがみを調整してから身体を動かすようにします。
そうすることによって、左右差を含めた正しい身体の使い方が、
バレエや新体操などの動きにつながっていきます。
★人の身体は、どんな人にも多少のゆがみがあります。
足も股関節も骨盤も肋骨も、完全に左右同じ人はいません。
年齢を重ねることによって、その左右差も増強していく場合が多いのです。
つまり、身体のゆがみというものは誰にでもあるものなので、
レッスンやトレーニングをする前に、身体のゆがみを調整した方が、より身体を正しく使えるわけです。
★側弯がある人は、側弯がない人よりも
身体のメンテナンスにより多くの時間をかける必要があるかもしれません。
★しかし、バレエや新体操、トレーニングなどをするまえに、
身体のゆがみをできる限り改善してからやることを習慣づけることで、
身体も正しい方向に動かすことができるのです。
私は、成長期の皆さんが安全に安心して身体を動かせるように、心から応援しています!!!
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http://blog.livedoor.jp/ikejimasekkotuin/archives/46271926.html
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