いけちゃんのblog2|練馬・関町・武蔵関の池島接骨院

Tel.03-3920-5556

診療時間:9:00?11:45、16:00?19:15

お問い合わせ

いけちゃんのblog2column

内転筋へスイッチを入れよう!! 3 (フットスクイーズ)(スクワット、プリエ)(前捻角増大、脛骨外捻)

今回の特集は、「内転筋にスイッチを入れよう!!」の第3弾です。

 

 

モデルさんは、バレエ愛好者のKさんです

 ↓

(16)足のトレーニング 31 (バレエ用)(もっと床を押せる!!)

https://www.ikejimasekkotsuin.jp/column/817/

 

 Kさんは、左よりも右の股関節の方が内向き大腿骨前捻角増大)で脛骨外捻(果部捻転)が増大しています。

 

大腿骨前捻角増大脛骨外捻(果部捻転)増大について詳しく知りたい方は、こちらを参考にしてください

 ↓

(288)「内転筋にスイッチを入れよう!!2(股関節や膝が硬いダンサーさん、40歳以上のダンサーさん用)(前捻角増大、脛骨外捻)」
http://blog.livedoor.jp/ikejimasekkotuin/archives/53402755.html

 

 

大腿骨前捻角増大脛骨外捻(果部捻転)増大問題点について簡単に復習してみましょう。

 

アライメントに問題を抱えている40代後半以上の人は、アライメントに問題のない10代の人達に比べると、

1番のアテールになったとき、股関節の外旋可動域が少ないためターンアウトがやりづらく、

さらにプリエ膝がやや内側に入っている場合が多いのです。

 

股関節の形状が内向きのため、膝もやや内側に向いている人が多く、

内転筋を外に向けて使うという動きを習得するのに、時間がかかる場合も多いのです。

 

股関節の形状が内向き(大腿骨前捻角増大)があると、

身体の代償機能として脛骨外捻(果部捻転)増大している場合があります。

 

脛骨外捻が大きいということは、膝関節の横軸足関節の横軸が大きく捻じれているために、

膝とつま先を同じ方向に向けようとすると小指側に荷重してしまう場合が多いのです。

小指側荷重を修正しようとすると、今度は膝が内側に向いてしまいます。

 

足関節捻挫膝の損傷を繰り返している40歳以上のバレエ愛好者には、

大腿骨前捻角増大脛骨外捻増大アライメント異常が原因であることも臨床で多くみられます。(バレエ以外に、他のスポーツも同様です)

 

その場合、どうしたらよいのでしょうか??

 

足部内転筋群体幹などの個々の筋力強化も必要ですが、

足関節膝関節、股関節正しい位置はここだ、という神経系のエクササイズを、

繰り返し繰り返し入力することが重要です。

 

 

今回は、足裏内転筋群タオルを絞るように使うエクササイズをご紹介します。

 

 

①②フットスクイーズ

かかと親指付け根小指付け根足裏しっかり床につけて足指伸ばします

次に、を伸ばした状態で、各指付け根かかと寄せていきます。

 

スクイーズ(Squeeze)とは、「押しつぶす、絞る」という意味がありますが、この場合は「足裏を絞るように寄せる」ことです。

 

通常は足指を伸ばして使い、必要な時にはつかんで

足指足裏吸盤のように使います

 

つまり、足指伸ばして這わせる、床をつかむ、床に吸い付かせる、という動きを、

足の指や足裏全体で、自在に使い分けます

 

フットスクイーズをすると、足のアーチが上がります

 

詳しくは、以下のブログを参考にしてください

 ↓

(52)足のトレーニング 39 (フットスクイーズ、グリッピング、ドーミング)

https://www.ikejimasekkotsuin.jp/column/2229/

 

③④⑤このフットスクイーズをやるとき、

膝が内側に入っているのを修正しようとして膝を外側に向けると、足は小指荷重になってしまいます。

そこで、足裏の親指と小指の付け根とかかと3点で、なるべく均等床を押しながら、内転筋群を外側に少し捻じるようにします。

足裏内転筋群を、タオルを絞る感じで使います。

どの程度、捻じるのか絞るのかは、人によって、また左右違う場合があります。

 

⑥⑦立位でもできます。

フットスクイーズをしながら足裏内転筋群タオルを絞る感じで行ったことで、

右膝やや内側から前に向いています

 

⑧⑨⑩⑪スクワットです。

フットスクイーズをしながら足裏内転筋群タオルを絞る感じ行ったことで、

右膝やや内側から前に向いています

 

⑫⑬⑭バレエをしている方は、2番のプリエがわかりやすいです。(一般の方は、外転スクワットがわかりやすいです。)

フットスクイーズをしながら足裏内転筋群タオルを絞る感じ行ったことで、

内転筋群が使いやすくなり、膝が外に向かってプリエがやりやすくなりました。

 

⑮⑯⑰2番のプリエができたら、今度は1番のプリエでやってみましょう。

フットスクイーズをしながら足裏内転筋群タオルを絞る感じ行ったことで、

内転筋群が使いやすくなり、膝が外に向かってプリエがやりやすくなりました。

 

Kさんも、「内転筋が使いやすくなった!!」と感動していました!!

 

 

⑱⑲これなら通勤電車の中でも、練習できる!!と、言っていました。

 

Kさんは、足の指でやや床をつかみ過ぎています。

しかし、以前は足裏床を押せないタイプでした。

各種のエクササイズトレーニングによって、やっと足指やかかと床を押せるようになりました

フットスクイーズは、足の指床をつかみ過ぎずに、伸ばして這わせて使ってほしいのですが、

Kさんは、やっと足指で床をつかめるようになったところなんです。

ですから、今はこのままで良いのです。

今後少しずつ、足の指床をつかむ程度の加減練習していく必要があります。

何歳になっても、人の身体は進化しますので、頑張ってくださいね!!

 

 

★まとめ

 

フットスクイーズ

かかと親指付け根小指付け根足裏しっかり床につけて足指伸ばします

次に、を伸ばした状態で、各指付け根かかと寄せていきます。

 

フットスクイーズをやるとき、

膝が内側に入っているのを修正しようと外側に向けると、小指荷重になってしまいます。

そこで、足裏の親指と小指の付け根とかかと3点で、なるべく均等床を押しながら、内転筋群を外側に少し捻じるようにします。

足裏内転筋群を、タオルを絞る感じで使います。

どの程度、捻じるのか、絞るのか、人によって、また左右違う場合があります。

 

 

スクワットプリエをするとき膝が内側に入りやすい人は、

是非、やってみてください!!

 

 

いけちゃんのblog 1 目次  (2012年3月 ~ 2019年11月)

http://blog.livedoor.jp/ikejimasekkotuin/archives/46271926.html

 

いけちゃんのblog 2 目次  (2019年10月 ~  )

https://www.ikejimasekkotsuin.jp/column/892/

お問い合わせ

診療のご相談等、お気軽にお問い合わせ下さい。

Back to Top