皆様、こんにちは~!!
前回ご紹介したKさんのトレーニングの様子をご紹介します。
前回のblogはこちらです
↓
足底板を作りに来た50代のジャズダンス教師(Knee-out)(色々な足 75)
https://www.ikejimasekkotsuin.jp/column/4303/
★Kさんは、膝関節の横軸に対して足関節の横軸が内旋しています。
つまり、膝蓋骨を正面に向けて立つと、足部が内側を向いてしまうのです。
また、足部を正面に向けて立つと、膝蓋骨が外側を向いてしまうのです。
★一般的には、膝関節の横軸に対して足関節の横軸は、13度~18度外旋しています。
つまり、体育の「気をつけ」の姿勢、つま先を両足で15度ずつ外に開いて立つと、膝蓋骨が正面を向いた立位姿勢になるのです。
ですから、足部を正面に向けて立つと、膝蓋骨が少し内側を向いてしまうのです。
★Knee-inしてしまう膝をコントロールするトレーニングは、
フットスクイーズ
かかとと親指の付け根と小指の付け根の足裏をしっかり床につけて、足指を伸ばします。
次に、指を伸ばした状態で、各指の付け根をかかとに寄せていきます。
このフットスクイーズをやるとき、
★膝が内側に入っているのを修正しようとして膝を外側に向けると、足は小指荷重になってしまいます。
★そこで、足裏の親指と小指の付け根とかかとの3点で、なるべく均等に床を押しながら、内転筋群を外側に少し捻じるようにします。
足裏と内転筋群を、タオルを絞る感じで使います。
どの程度、捻じるのか絞るのかは、人によって、また左右違う場合があります。
★つまり、Knee-inしてしまう膝をコントロールするトレーニングは、
足裏の親指と小指の付け根とかかとの3点で、なるべく均等に床を押しながら、
下腿部・膝関節・大腿部・股関節を外旋方向へ使うトレーニングをするのです。
果部捻転などの左右差が大きいと、その捻じり方のコントロールが難しい場合もあります。
しかし!!
★Knee-outしてしまう膝をコントロールするトレーニングは、
足裏の親指と小指の付け根とかかとの3点で、なるべく均等に床を押しながら、
下腿部・膝関節を内旋方向に使い、
大腿部・股関節を内旋方向へ行き過ぎないようにコントロールする必要があります。
足部・足関節・下腿部・膝関節・大腿部・股関節をニュートラルな位置で使うため、
繰り返し繰り返しトレーニングで身体に教え込む必要があります。
ダンスは股関節を内旋し過ぎると踊れないし、
とくにバレエは股関節を外旋して使いますので、
その使い方を習得するトレーニングは難易度がかなり高いのです。
Kさんは、子供のころから骨格的にKnee-outしてしまう膝、Toe‐inしてしまう足として生活し、
ダンスを始めてから40年以上、
Knee-outしてしまう膝、Toe‐inしてしまう足を修正しようと試行錯誤しながら努力を続けてきました。
ジャズダンスでToe‐inしている足部を正面に向けながら、外旋している膝を正面に向けようとすると、
足部は母趾荷重になってしまう。
バレエで股関節から外旋すると、膝は更に外旋し、足部は小指荷重になってしまう。
いったい、私はどうしたらいいの!!??
Kさんのそんな心の叫びが、私の胸に突き刺さる。
大丈夫。
貴女なら、きっとできるようになる。
じゃあ、やってみましょう!!
そんな感じで始まったトレーニング指導だった。
それでは、Knee-outをコントロールするトレーニングの始まり始まり~!!
☆ ステップ 1 (座位、フットスクイーズ)
まず、椅子に座った状態で、つま先を正面に向けて、
フットスクイーズを練習してください。
★フットスクイーズ
かかとと親指の付け根と小指の付け根の足裏をしっかり床につけて、足指を伸ばします。
次に、指を伸ばした状態で、各指の付け根をかかとに寄せていきます。
(52)足のトレーニング 39 (フットスクイーズ、グリッピング、ドーミング)
https://www.ikejimasekkotsuin.jp/column/2229/
椅子に座った状態で、つま先を正面に向けて、
フットスクイーズができるようになったら、次のステップへ進んでください。
☆ ステップ 2 (座位、足裏を床につけて下腿部を内外旋する)
★椅子に座った状態で、つま先を正面に向けて、
フットスクイーズをしながら、
下腿部を内旋と外旋方向へ捻じる練習をしていきます。
★椅子に座った状態で、つま先を正面に向けて、
フットスクイーズをしているとき、
★膝が内側に入っているのを修正しようとして膝を外側に向けると、足は小指荷重になってしまいます。
★そこで、足裏の親指と小指の付け根とかかとの3点で、なるべく均等に床を押しながら、
下腿筋群を外側に少し捻じるようにします。
足裏と下腿筋群を、タオルを絞る感じで使います。
どの程度、捻じるのか絞るのかは、人によって、また左右違う場合があります。
★椅子に座った状態で、つま先を正面に向けて、
フットスクイーズをしているとき、
★膝が外側に入っているのを修正しようとして膝を内側に向けると、足は母趾荷重になってしまいます。
★そこで、足裏の親指と小指の付け根とかかとの3点で、なるべく均等に床を押しながら、
下腿筋群を内側に少し捻じるようにします。
足裏と下腿筋群を、タオルを絞る感じで使います。
どの程度、捻じるのか絞るのかは、人によって、また左右違う場合があります。
その動きは、ものすごく小さい動きで、
写真でも動画でもよく見ないと、わからない程度の小さな動きです。
①②フットスクイーズをして
③④⑤足裏をフラットにしながら下腿部を内旋方向に捻じっていますが・・・
写真ではよくわかりませんね^^;
動画の方がわかりやすいでしょうか?
動画では、わかりやすくするために、外旋と内旋の両方をやってみました。
こちらは、私の見本です。
股関節の影響を受けないようにするために、わざと大腿部に手を置いています。
Knee-out、Knee-inをコントロールするエクササイズ①
https://youtube.com/shorts/uy_UnuuBt0o
こちらは、Kさんの練習している所です。
足部や下腿部で、外旋・内旋をしようとしている動きがわずかに見られます。
Knee-out、Knee-inをコントロールするエクササイズ②
https://youtube.com/shorts/xwUi1Nm3ISo
こんな感じで、メチャクチャ地味で退屈なトレーニングです。
でも、座位でできなければ、立位ではもっとできませんので、
頑張ってトレーニングしましょ~!!!
ステップ3とステップ4は次回に続きます。
気長にお待ちくださいませ~^^
いけちゃん
#Knee-out、Knee-inをコントロールするエクササイズ
#ダンサーのためのエクササイズ
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