体育の授業でフットサルをしていて右足関節捻挫をしてしまった大学生のY君です。
Y君は、小中学生の時、サッカーをやっていましたが、
ケガの経験は多くありませんでした。
今回の捻挫は軽症であったことと、長期間の旅行などがあったため、
あまり通院していませんでした。
初回の捻挫から1か月後、
経過が良かったため、体育を許可したところ、
また同じ右足を捻挫してしまいました。
Y君は、今度はちゃんと通院してくれました。
①再負傷から2週間後、サイドステップのリハビリを始めました。
②③④Y君がいつも履いているスニーカーです。
いつも、紐を締めたまま靴を履いたり脱いだりしています。
あ～あ・・・・（私のため息ですw)
⑤そこで、靴紐が緩い状態で、サイドステップをしてもらいました。
（スマホの方は、URLをクリックしてください。）
⑥サイドステップのリハビリを始めたばかり、ということもありますが・・・
足の外側で動きをピタッと止めることができていません。
②③④の靴の写真を見ると、靴が外側に傾いています。
実は、Ｙ君にはＯ脚があります。
O脚がある人は、外側荷重の人が多く、足が外側に流れやすいのです。
そんな人が靴紐を緩い状態で歩いたり走ったりすると、
足の外側で動きをピタッと止めることがますますできなくなります。
そこで、靴の履き方と紐の締め方を伝授しました。
靴に足を入れたら、かかとをトントンする。
足関節背屈（つま先をあげたまま）で紐を結ぶ。
紐の通し方は、
内側は下から上に入れ上に引っ張る、
外側は上から下へ入れ内側に引っ張る。
Y君に正しい靴の履き方と紐の締め方をやってもらってから、
サイドステップをしてもらいました。
⑦完璧ではありませんが、紐が緩い状態よりも外側へのブレが少なくなっています。
Y君は距骨後方誘導タイプの足なので、スニーカーに距骨後方誘導パッドを入れました。
⑧距骨後方誘導パッドを入れた後のサイドステップの動画を撮らせてもらいましたが、
なぜか撮れていませんでした（涙💧）
距骨後方誘導タイプの足に、お勧めのストレッチです。
⑨⑩⑪⑫
★足関節の前を少し緩めた状態で、距骨に指をあてて、しゃがむだけです。
つまり、距骨後方誘導を促しています。
⑬⑭⑮後日、フットサルシューズを持ってきてもらいました。
だ、だいぶ履き古してるね（汗💦）
でも、黒のスニーカーよりも、ゆがみが少ないです。
⑯
靴に足を入れたら、かかとをトントンする。
足関節背屈（つま先をあげたまま）で紐を結ぶ。
紐の通し方は、
内側は下から上に入れ上に引っ張る、
外側は上から下へ入れ内側に引っ張る。
正しく靴を履いたら、サイドステップをやってみよ～！！
⑰黒いスニーカーよりも、動きがずっと良いですね！！
以下は、YouTubeにあった反復横跳びとサイドステップの動画です。
★リハビリとしてのサイドステップは、
最初は、足裏でピタッと止められるかどうか、
股関節や体幹など身体の使い方や動きが適切にできているかどうかが重要です。
それらができるようになって、
初めて速さを目的にすることも重要になってくるのです。
当院では、足関節捻挫のリハビリに、
足部だけでなく、動きを全身につなげるトレーニングや
靴の選び方・靴の履き方の指導まで幅広くやっています。
いけちゃん
＃足関節捻挫の指導
＃足関節捻挫のリハビリ
＃サイドステップのリハビリ
いけちゃんのblog 1 目次 （2012年3月 ～ 2019年11月）
http://blog.livedoor.jp/ikejimasekkotuin/archives/46271926.html
足関節捻挫後のトレーニング（リハビリ）
http://blog.livedoor.jp/ikejimasekkotuin/archives/49979025.html
いけちゃんのblog 2 目次 （2019年10月 ～ ）
https://www.ikejimasekkotsuin.jp/column/892/
新足のトレーニング総集編（三角骨・長母趾屈筋腱炎・腱鞘炎）（シンスプリント）（有痛性外脛骨）
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