今回は、「高齢者の運動指導 3 」を特集します。
モデルさんは、前回に引き続き、70代後半のSさんです。
「反応のトレーニング」をとても上手にできたSさんには、
次に「棒スクワット」をやってもらいました。
①まず、スクワットをやる前に、
両手で棒を持って、呼吸に合わせて、
ゆっくり上に上げていきます。
★背骨を伸ばして姿勢をよくするためには、
両手を上に上げる動作が有効です。
②あれれ? 腰が反っちゃってますね・・・
▲肩関節が硬い人は、代償機能として腰を反って腕を上にあげることが多いのです。
腰を反らせて使うと、腰痛になりやすいので注意しましょう!!
③④数回行って、少し肩が上がるようになりました。
腰もあまり反らせずにできるようになってきました。
▲肩関節が硬い人は、無理に上げようとしないで
出来る範囲でやってください。
急に早く上げたり、無理やり上げることで、
肩関節周囲や腰部の筋肉を傷めてしまうことがあります。
必ずゆっくり少しずつやってください。
次は、棒スクワットです。
⑤両足を肩幅に開いて立ち、
足のくるぶしのライン上に骨盤を乗せて、
肩と耳のラインも一直線上にして立ちます。
棒を鼡径部に当てます。
⑥両手を軽く手前に引きながら股関節を曲げていきます。
(股関節を後ろに折るイメージです)
▲この時、
膝がつま先よりも前に出ないように気を付けてください。
⑦Sさんは、数回で上手にできるようになりました!!
詳しいやり方は、こちらのブログも参考にしてください ↓
「棒を使うスクワットとランジ 1 (中高年の方、身体の硬い方、腰痛の方、膝の痛い方、必見!!)」
http://blog.livedoor.jp/ikejimasekkotuin/archives/47284588.html
次は、スクワット動作を応用した「日常生活での股関節の曲げ方、膝の伸ばし方」をやってもらいました。
⑧⑨⑩Sさんは、とても上手にできました!!
こちらのブログも参考にしてください ↓
「ながらエクササイズ 2(日常生活での股関節の曲げ方、膝の伸ばし方)(腰痛、膝痛の方必見!)」
http://blog.livedoor.jp/ikejimasekkotuin/archives/49776502.html
最後に、ステップ動作をやってもらいました。
一般的には、スクワットができたらランジをやってもらうのですが、
ご高齢の方は、ランジの前にステップ動作をやってもらいます。
⑪⑫⑬⑭Sさんは、何度やっても骨盤が後傾してしまいます。
▲骨盤が後傾していると、膝にも腰にも負担がかかります。
⑮⑯Sさんは、何回も何回もステップ動作をやって、
だいぶできるようになってきました。
⑰⑱おお!!骨盤をニュートラルの位置にして、
ステップ動作ができるようになりました!!
★膝の痛みや腰痛の改善には、
骨盤をニュートラルの位置にして、
ステップ動作ができるようになることが重要なんですよ!!
皆さんも、是非やってみてくださいね!!
棒スクワットの過去のブログは、こちらをご覧ください ↓
「棒を使うスクワットとランジ 1 (中高年の方、身体の硬い方、腰痛の方、膝の痛い方、必見!!)」
http://blog.livedoor.jp/ikejimasekkotuin/archives/47284588.html
「棒を使うスクワットとランジ 4 (中高年の方、身体の硬い方、腰痛の方、膝の痛い方用)」
http://blog.livedoor.jp/ikejimasekkotuin/archives/48474716.html
「棒を使うスクワットとランジ 5 (中高年の方、身体の硬い方、腰痛の方、膝の痛い方用)」
http://blog.livedoor.jp/ikejimasekkotuin/archives/48513467.html
身体の柔らかい方は、こちらをご覧ください ↓
「棒を使うスクワットとランジ 3 (身体の柔らかい方、腰痛の方、膝の痛い方、必見!!)」
http://blog.livedoor.jp/ikejimasekkotuin/archives/47667454.html
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