高齢者の運動指導 2 （反応のトレーニング）

2020.01.20

今回は、高齢者の運動指導について特集します。

モデルさんは、70代後半のSさんです。

Sさんは、お店をやっていて、毎日、元気にお仕事をしています。

同年代に比べると、体力も筋力もある方です。

でも、時々、腰や膝が痛くなったり、自転車で転んでしまうことがありました。

一人で運動するのって、何をやってよいのかわからないし、継続が難しいので、

当院の運動指導に通うようになりました。

前回は、簡単なエクササイズと、棒スクワットをやり、

日常生活につなげるための椅子に座る・立ち上がる動作をやりました。

当院では、一般的なエクササイズやトレーニング以外に、

その動きを、日常生活やスポーツ・ダンスの

パフォーマンスにつなげるためのエクササイズもやります。

今回は、反応のトレーニングをやりました。

椅子に座って、スーパーボールやテニスボールを自分で投げてつかみます。

「Sさん、すごく上手ですね！！」と、私が言うと、

「子供の頃からお手玉やっていたから」と、

Sさんは満面の笑みで答えてくれました。

次は、立位になって、私が投げたボールをキャッチします。

Sさんは、とても上手にキャッチしました！！

子どもの頃の遊びを通した運動体験って、

本当に大事なんだな・・・とつくづく感じました。

70代後半になってもボールを上手にキャッチできるって、すごくカッコいいです！！

いやいや、カッコいいだけじゃなくて、

とっさのことに反応するためのトレーニングですから、

毎日、自宅でもやってくださいね！！

次回は、Sさんの棒スクワットとステップ動作をご紹介します。

高齢者に関する過去のブログは、こちらを参考にしてください　↓

「高齢者の運動指導　1　（足腰が弱っている77歳の男性）」

「2019年練馬こぶしハーフマラソン（転倒予防のための体操指導）（反応のトレーニングと動的ストレッチ）」

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